2012年1月2日月曜日

H23/12/27

「年齢とともに記憶力は必ず衰えるが、その分、人間の持つさまざまな力をバランスよく使えるようになる。」 (「羽生善治考える力」宝島社文庫、羽生善治) 
※将棋界のトップ棋士、羽生善治は26歳でタイトル7冠制覇を成し遂げ、今なお最強の棋士として君臨している。その考え方がわかる本です。さまざまな力とは特に「大局観」を指すようです。

H23/12/05


「我、事において後悔せず」 (「独行道」 、宮本武蔵) 
※武蔵が死の直前に書いたものという。こういう言葉を残したのも、きっと武蔵といえども人知らず後悔をいっぱいしたものと想像する。さて我々凡人も、反省はしても後悔せず、前を向いて悠々と歩こう。

H23/11/16

「青春とは人生のある期間をいうのではなく、心の様相をいうのだ。」 (サムエル・ウルマン) 
※「青春」という詩の冒頭部分。マッカーサー司令官も愛誦していたという。原文は、「Youth」という題で「Youth is not a time of life; it is a state of mind.」というもの。

H23/10/25

「一番大事なのは、自分自身の心と直感に従う勇気を持つこと。不思議なことに自分の心と直感というものは、自分が本当になりたい姿を分かっているものだ。」 (ニューズウィーク日本版2011/10/19、スティーブ・ジョブズ) 
※大学を中退した若者はアップルを創業し、世界の「明日」を何度も変えた、と評される。そんな時代の現在に我々は生きているということか。

H23/10/18


「山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画が出来る。」 (「草枕」、夏目漱石) 
※「草枕」の冒頭部分。若い時に覚えたところは、不思議に今でも諳んじることができる。

H23/10/10

「我が恋は 水に燃えたつ蛍々 物言はで笑止の蛍」 (閑吟集) 
※室町時代の小歌集で、当代の歌謡311首を収める。()わたしの恋は、水辺に燃えて飛び立つ蛍のようなもの。激しく焦れているけれど、口には出せないでいるかわいそうな蛍。
→類歌として「恋に焦がれて鳴く蝉よりも、鳴かぬ蛍が身を焦がす」(山家鳥虫歌)の方が有名かもしれない。

2011年9月30日金曜日

H23/9/30

「何せうぞ くすんで 一期(いちご)は夢よ ただ狂へ」 (閑吟集) 
※「閑吟集」…歌謡集。1巻。編者未詳。1518年(永正15)成る。室町時代の小歌(こうた)集で、当代の歌謡311首を収める。
()何になろう、まじめくさってみたところで。所詮、人生は夢よ。ただ面白、おかしく遊び暮らせ。